高倉千春さんの著『人事変革ストーリー -個と組織「共進化」の時代―』(光文社新書2023年)に、人事リーダーや人事担当者には次の四つのマインドが必要だと思う、と書かれています。
Be Authentic — 自分らしくあること。Have Fun - 楽しく挑戦していくこと。
Look Forward - 将来に視点を飛ばしてポジティブに考えること。Leverage Potential - 自分や周囲の人たちが持つ可能性を開花させようとすること。
1990年代後半から、「グローバル」の時代になりました。グローバルな競争に勝つには、全世界にある自社の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を最適配分するという、「全体最適」の考え方がビジネスに、人事面でも、グローバルの基準に合った戦略を取ることが求められます。欧米では90年代に社員を「資産」と見る捉え方が広がり、「人財に関するROI(投資収益率)の最大化」が浮上し、社員の能力向上や成長を図るため、各社が競い合うように教育・研修に投資し始めたとのことです。
昨今、「パーパス経営」という用語が使われます。企業は何のために存在するのか、企業で働く従業員は何のために働いているのかを明確にすることで、従業員のモチベーションアップやエンゲージメントの向上、企業のブランドイメージ向上に貢献する経営手法のことですが、「企業がどのような社会貢献の役割を担うか」の視点を盛り込むことがポイントとされます。そこで働く社員の個人としてのパーパス(職業観、価値観、キャリアビジョン)とが一致することが重要だとされます。「人の心に火が点くかどうか」。その動機を生み出すエンジンをつくることが人事の仕事だと、高倉さんは書いています。ご参考に。
