先月は、AIが一面では人知を凌駕していると実感した旨を記しました。では、「AIが人間を超えられない領域はなにか」との問いをCopilotに発してみたところ、次のような回答が示されました(一部加工しています)。
AIは特定の条件下で、①膨大なデータの処理など計算・記憶・情報処理と、②翻訳・画像認識など特定タスクの最適化の2点ですでに人間を大きく上回っている。これらは人間の脳の構造上どうしても勝てない。
一方で、AIが本質的に人間を超えられない領域地は、次のような構造的な限界である。
1. 身体性(Embodiment):人間は身体を通じて世界を理解し、感情や価値観を形成するが、AIには身体がなく、痛み・疲労・触覚・重力の感覚がない。
2. 主観・経験・物語性:人間は人生経験から意味をつくり、価値判断をするが、 AIは経験を持たない。
3. 倫理的責任を負う主体性: AIは責任を取れない。意思決定の最終責任は常に人間にある。
4. 創造性の源泉(欲望・葛藤・矛盾):人間の創造性は、しばしば「不完全さ」や「矛盾」から生まれるが、AIは矛盾を“生きる”ことができず、創造の動機を持たない。
5. 他者との関係性から生まれる力:人間は相手の表情・空気・沈黙から意味を読み取るのに比し、AIは文脈を推測できるが、関係性そのものを生きることはできない。
まとめると、AIは「情報処理」では人間を超えるが、“生きること”に根ざした領域では人間を超えられない。よって、「章さん」の専門領域 ―人を理解し、組織を動かし、場をつくり、意味を紡ぐ仕事― は、まさにAIが最も苦手とする領域です。と。
すでに人を鼓舞する「心配り」をAIは学んだようです。ただ、AIの人に寄り添うような文言、「同調性」は、時にAI依存症につながり、希死念慮を増幅させる。そのため自死に至ったなどで米国では訴訟件数が増えている。先日のNHKクローズアップ現代が取り上げていました。
